陸稲を栽培するためには、畑は水はけが良くバランスのとれた土壌を選び、しっかりと耕してから栽培を始めることが大切です。種まきや病虫害についてなど、陸稲の栽培において覚えておきたいポイントを紹介します。
STEP
圃場(畑)の準備
- 場所選び
- 日当たり良好、風通し◎
- 低湿地は避け、排水の良い畑(ただし乾きすぎも注意)
- 耕起・整地
- 雑草の根を減らすため深めに耕す
- 土づくり(元肥)
- 堆肥は入れすぎると倒伏や病気の原因にもなるので適量
- 肥料は「元肥+追肥」前提で計画
- 畝立て(おすすめ)
- 雨後の過湿を逃がし、管理もしやすい
- 条播(すじまき)なら畝に沿って播きやすい
STEP
種もみ準備
- 種子消毒(推奨)
- 種子由来の病気対策
- 浸種(必要に応じて)
- 陸稲は直播が多いので、発芽を揃えたいなら軽く浸す
- ただし「播いた後に乾く」と逆効果なので、播種直後に水を確保できる条件で
STEP
種まき
- 播き方
- 条播(すじまき):管理しやすく一般的
- 点播:株間を確保しやすい
- 播種深さ
- 深すぎると出芽不良、浅すぎると乾燥で失敗しやすい
- 目安は「薄く土をかぶせて乾かない深さ」
- 鎮圧(踏み固め)
- 種と土を密着させて発芽を揃える(軽くでOK)
STEP
出芽〜初期管理
- 水分管理
- 出芽まで乾燥させない(雨待ちだと不安定)
- 可能なら散水で補助
- 鳥害・虫害対策
- 発芽直後が狙われやすい(ネット等)
- 除草(超重要)
- 陸稲は湛水できないので雑草が強い
- 初期に遅れると後で取り返しにくい
STEP
出芽〜初期管理
- 追肥
- 生育を見ながら分げつ期に追肥(やりすぎ注意:倒伏しやすい)
- 中耕・土寄せ(可能なら)
- 条播だと特に有効:雑草抑制+根張り促進
- 病害虫
- いもち病、カメムシ類など地域の発生に合わせて対策
- 乾燥対策
- 乾燥が続く時は、可能なら灌水(特に出穂前後は影響大)
- 出穂期〜登熟期の乾燥・高温・カメムシ被害で品質が落ちやすい
- 倒伏しそうなら追肥を控え、必要なら支え・風当たりを緩和
STEP
収穫
- 刈り取り適期
- 籾が十分に黄化し、青い籾が減った頃が目安
- 刈り取り
- 小規模なら手刈り→束ねて乾燥でも可
STEP
乾燥・脱穀・調製(収穫後)
- 乾燥(籾の水分を下げる)
- 脱穀(籾だけにする)
- 籾すり→玄米
- 精米(食べる直前が理想)+保管
